デザイナーとしてWEBサービスを考える。

現在WEBサービスは1000個作って1個使われればよいといわれる状態になっている。(これでも割合はいいくらい?)
何が当たるのかわからない状況でその競争に参加をするのは、ゴールドラッシュに身を投じるのと同じくらい結構無謀なことかもしれない?

そんな中で、当たり前ではあるがよく考えることは
・人が使うものを作りたい
・社会、経済に浸透しなければ意味がない
・浸透するためにはだれが、なぜ、どう得(楽しい)をするのかを考える
・使う側に価値(お金や時間や娯楽)を齎す必要がある。
・結果的に対価等が発生する

今はやっきになってこの構図を求めて製作をしているが、この構図を追い求める事はデザインなのか
利便性だけが解決策ではないが、「遅いシステム>速くなる解決策>お金」は極めてシンプルな答えではあるとおもう。
が、デザインは利便性の解決を導くことであると同時に、物によって世界を豊かにする必要がある。
が、利便性の解決のみであればシステムエンジニアとマーケッターが居ればある程度完結する。

インターフェースや伝達によって利便性を向上させることだけがWEBデザイナーの仕事だろうか?
現にCSSがシステムから切り離され、CSS=デザイナーの構図が出来上がってきている。
デザイナーが考えるべきは何か。

・ビジュアルで世界を豊かにするのか(インターフェース)
・システムで世界を豊かにするのか(エンジニアリング)

結果としては両方で、システムとビジュアルを総合と考えて物を作っていく必要があることは分かる。
それを考えながら製作作業はしているものの、バランスよくやると結果として普通のサービス構築のような作業を黙々とやってしまう。
デザイナーとして、自分が何をできて、何をやるべきなのか。そこが問題になる・・・。

インターフェースとシステムで利便性をあげることに集中することが本当に自分の力を有効に活用することなのか。
利便性を追求するのであれば、リサーチに対する結果をプロダクトに反映するGoogleのような方式が一番いいだろう。

逆に利便性ではなく、視覚の面白さによる新しい価値を生む事ができればいいのではないだろうか。
利便性は最低限確保し、視覚の面白さやシステムの面白さで「もっていたい、使っていたい」と思わせることが出来る物を作ることが自分の出来るデザインじゃないだろうか・・・。

人は便利なものだけを使いたいわけではないはず。。。
ちょっとやってみよう。