火のついた爆弾
最近印刷発注業務を色々とやっているわけですが、まだ多少慣れてないせいもありますが、どうも火のついた爆弾に思えることがあります。
爆弾に例えるのはリレーが難しいことと期限が厳密に決まっているせいですが。
- まず最初に爆弾を背負うか否かが決まります。(印刷の担当)
- 次にその爆弾の殺傷力がきまります。(印刷物の重要性)
- さらに、爆弾の導火線の短さが決まります。(期限)
さて、ここから爆弾ボレーが始まるわけですが、大体の場合3人がステージに上がります。
- まずクライアント(爆弾注文、火付け、球出し、消火担当)
- そしてデザイン事務所(爆弾設計)
- 最後に印刷会社(爆弾製造)
- 開始直後、クライアントが火をつけた火薬を投げ込みます(開始)
- デザイン事務所が火薬と設計図を印刷会社に投げ入れ(見積り)
- 帰ってきた火薬品質調査書を一度クライアントに戻し(見積り判断)
- クライアントがOKを出して返してきたらデータと火薬を印刷所に投げ込み(校正依頼)
- 出来上がった試作品が帰ってくるので判断して修正(校正)
- 細かい修正のあがった本設計と火薬を印刷所に投下(本刷り開始)
- 印刷所から完成品爆弾をクライアントに投下(納品)
無事爆発前にクライアントが消火してくれればミッションコンプリート。
途中で爆発したらゲームオーバーって感じですね・・・・
少しでも気を抜いたらアウトっていうのがまずつらいところではありますが、注意していればたいていの場合は問題ありません。
しかし!!!!
ずいぶん前になりますが、火薬を発した「クライアントが」火がついた火薬を途中経過で「しばらく投げ返さずに、爆発」したことがありまして。
さらにこともあろうか、こちらが「このままでは爆発します!品質チェックを少し減らせば爆発しません!」といったのに対し「導火線を延ばしても品質チェックをしっかり」と言ってきたはずなのに、結果的に導火線を延ばさず爆発炎上。
なんて、甘く切ない過去がトラウマになりつつもあり。。。
最近そんな胃が痛い事を思い出すことがあり、胃が痛い限りです・・・